八王子市中央図書館ポップアップライブラリ・プロジェクトが始まりました(8月21日)
中央大学文学部社会情報学専攻と八王子市図書館では、図書館活動を応援する共同研究を実施しています。今年度の共同研究のテーマの1つとして、ポップアップライブラリ・プロジェクトがあります。
ポップアップとは「突然現れる」といった意味で、期間限定で営業するポップアップストアなどが有名です。この期間限定の取り組みを図書館に取り入れたプロジェクトがポップアップライブラリ・プロジェクトです。具体的には、八王子市中央図書館をもっと高校生や大学生に使ってもらいたい、居場所の1つにしてもらいたい、そのために高校生や大学生と一緒にどのような図書館であれば立ち寄りたくなるかを考え、それを期間限定で実際にやってみよう!という企画です。
その第一弾として、8月20日(日)と27日(日)の2回にわたり、八王子学園八王子高等学校、東京都立八王子桑志高校から4名の高校生に参加してもらい、本学の学生3名とともに、ワークショップを開催しました。
初日の20日は、このプロジェクトの概要、中央図書館の見学、そして「高校生にとっての居場所とは」と題するワークショップを開催しました。高校生や大学生からたくさんの意見が出たほか、企画運営した八王子図書館の職員、八王子高等学校の先生からも意見が披露され、共感したり、なるほどと感心したりなど、有意義な意見交換ができました。来週27日には、ここで出た意見をもとに、図書館につくる自分たちの居場所を考えていきます。
オープンキャンパスが開催されました(8月5日)
暑中お見舞申し上げます。
毎日暑い日が続いていますね。みなさま、どうぞご自愛ください。
今日から2日間、オープンキャンパスが行われています。酷暑の中、多くのみなさんにご来場いただいています。ありがとうございます。
社会情報学専攻では、3号館4階にある共同研究室にて、教員の研究成果である本や論文、DVDなどを展示しています。文学部には13専攻と1プログラムがあり、それぞれこうした共同研究室を持っています。学生のみなさんが自習したり、グループ学習したり、教員の指導を受けたりなど、さまざまに活用されています。
多摩モノレールの駅前にあるForest Gateway Chuoの4階では、各専攻の在学生が相談にのっています。本専攻には情報コミュニケーションコース(情コミ)と図書館情報学コース(図書情)の2つがあるので、2名の学生が対応しています。
また、本日は松田美佐教授が模擬授業を行いました。約100名の方に参加いただきました。講義はいかがだったでしょうか。
オープンキャンパスは明日もあります。暑くて大変ですが、みなさんのお越しをお待ちしています!
多摩市の樹木伐採起工式に参加しました(4月11日)
昨日4月10日(土)に、多摩市の樹木伐採起工式に、多摩市図書館協議会の会長として招待され、参加しました。
多摩市では現在、多摩市立中央図書館の整備事業を進めています。多摩市にはいわゆる中央図書館はなく、多摩市立図書館本館がその機能を担っています。本館は元々、多摩市役所の隣にあったのですが、耐震上の問題から2008年に旧西落合中学校の校舎に移転しました。その後、本館の再整備が検討され、多摩中央公園内にあらたに多摩市立中央図書館が建設されることになりました。
市民の憩いの場であった中央公園の一部に図書館を建設すること、そのために樹木を伐採しなくてはならないことからさまざまな議論が重ねられてきました。今回の起工式は、市民の財産である図書館の建設工事を、樹木の伐採を通じて、市民のみなさんの手で始めるという意図が込められているそうです。当日はこの時期としては少し肌寒い中でしたが、快晴の下、多摩グリーンボランティア森木会のみなさんのご協力を仰ぎながら、市民のみなさんが3本の木を伐採しました。
多摩市立中央図書館は2023年5月開館予定です。図書館としての機能はもちろん、公園の景観と調和した、また環境にも配慮した図書館を目指しています。今から2年後を楽しみに待ちたいと思います。
文学部の「実践的教養演習」に参加しています(4月4日)
2020年度から始まった文学部の新しい科目「実践的教養演習」に企画の段階から関わっています。「自分たちで学びをカタチに」をコンセプトに、主体的な学びを目指す科目です。
そのようすが本学の広報誌『HAKUMON Chuo』2021春号に掲載されました。また、ご家族向け機関誌『草のみどり』2020年7月号でも紹介されています。ぜひ一度ご覧ください。
なお、この科目は文学部の学生はもちろん、他学部の学生も履修できます。興味を持った人は、初回(4月15日(木)2時間目)の授業に参加してみてください。
八王子市図書館部との共同研究・中間報告2020
ご紹介が遅くなりましたが、2020年1月29日に、今年も八王子市図書館との共同研究の下、大学院生1名、大学生2名による中間報告会が行われました。そのときの様子は広報部のニュースで見ることができます。
八王子市との共同研究・中間報告会’19
今年も八王子市との共同研究、中間報告会が行われました。そのときの様子が広報部からニュースとして配信されましたので、そちらを紹介します(手抜きですみません)
http://www.chuo-u.ac.jp/usr/news/2019/02/79494/
八王子図書館との共同研究・成果報告会2018
昨年7月から進めてきた八王子市図書館部との共同研究について、その成果報告会が6月29日の午前中に八王子市中央図書館で開催されました。
- 「図書館利用におけるアンケート調査の経緯と展望」長谷川幸代(中央大学文学部兼任講師)
- 「図書館利用実態の可視化および読書感想文コンクール作品の分析」飯尾淳(中央大学文学部教授)
- 「読書感想文コンクール作品の分析とその課題:平成28年度の中学校の部を中心に」小山憲司(中央大学文学部教授)
1月末に行われた中間報告会では、学生諸君による研究成果が報告されましたが、今回は、共同研究に参加している教員からの報告です。
30名ほどの聴講者が集まり、また、各発表の後には活発な質疑応答が行われました。報告会の最後には図書館部の石黒部長から、今年度も継続されることが発表され、また、最後には今年度の研究に既に着手している学生諸君から簡単な研究方針の発表(決意表明?)が行われました。今年の研究がどう進むか、楽しみです。
八王子市との共同研究・中間報告会
2018年1月26日(金)の14:00〜16:30という日程で、八王子市図書館部と本学社会情報学専攻が進めている共同研究の中間報告会が開催されました。会場は八王子市中央図書館3Fの視聴覚室です。同共同研究は昨年の7月1日から進められているもので、今回は、同研究に従事した4年生がそれぞれの卒業論文としてまとめた研究の成果を報告するという趣旨で実施されました。
報告された研究成果のタイトルは下記のとおりです。
- 利用者データに基づく八王子市立図書館の利用状況分析
- 子どもの読書推進活動と公共図書館
- 若者に魅せる図書館づくり ―原作本を活用した図書館サービスの可能性―
- 図書館の地震対策への姿勢 ―都内公共図書館の事例をもとに―
それぞれの報告について、参加者を交えて活発な意見交換が行われました。
報告に引き続き、小山・飯尾の両名から講評が加えられ、さらに、八王子市図書館部長の石黒様からも全体の講評を頂戴しました。
今回の研究成果は、学術的な発見だけを目的したものではなく、八王子市の図書館運営にも役立てられるように、八王子市と中央大学で共有されます。また、この中間報告会での議論から、今後の研究を進めるにあたり大きな示唆を得ることができました。
「中間報告会」というように、この共同研究はまだ続きます。初年度の共同研究期間は2018年6月30日までですが、延長を妨げるものではありません。今年度の最終報告会をその頃に実施する予定です。最終報告会では、研究に参加している教員による報告が行われる予定です。ご期待ください。
図書館情報学実習報告会を開催しました(10月26日)
10月26日5時間目に、夏季休業期間中に実施した図書館情報学実習の報告会を開催しました。
今年度は3年生8名が、荒川区立ゆいの森あらかわ、南千住図書館、杉並区立中央図書館、町田市立中央図書館、三鷹市立三鷹図書館、八戸市立図書館、国立国会図書館、国際子ども図書館にて、それぞれ実習を行いました。図書館で行われるさまざまなサービスやそれを支える実務を経験することで、これまで大学で学んできたことをふりかえり、あらためて自分自身の中で位置付けることができたと思います。また、今後の学生生活に、そしてその後の社会人生活への指針が得られたと思います。この経験をぜひこれからに生かしてもらえたらと考えます。
報告会には2年生も参加して、先輩の報告に耳を傾けました。今後の学びに、そして来年度の実習の参考にしてもらえたかと思います。
最後になりますが、学生を受け入れてくださった図書館のみなさま、本当にありがとうございました。