近年の研究テーマ
- 移動とメディア・人間関係に関する研究
- メディアとコミュニケーション、人間関係に関する社会学的研究
- コミュニケーション・テクノロジーと社会変容に関する研究
- うわさや流言、都市伝説についての研究
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研究業績(主要なもの)
- 松田美佐,2021,「若者のオンラインライブ視聴」中央大学社会科学研究所年報』25:161-180.
- 松田美佐,2019,「『遠征』をめぐる人間関係:Twitter上で親しくなる過程と社会的場面の切り分けを中心に」『中央大学社会科学研究所年報』23:215-232.
- 松田美佐,2019,「『遠征』のケーススタディ:移動を促す趣味・人間関係・スマートフォン」『文学部紀要 社会学・社会情報学』29:21-39.
- 松田美佐,2014,『うわさとは何か――ネットで変容する「最も古いメディア」』中公新書,262p. =2016 韓国語版 『소문의 시대 세상이 수상해지면 출몰하는 오래된 미디어』 =2019 中国語繁体字版 『流言效應:沒有謠言、八卦、小道消息,我們不會有朋友、人脈,甚至活不下去。』
- 松田美佐・土橋臣吾・辻泉編,2014,『ケータイの2000年代――成熟するモバイル社会』東京大学出版会.
- 岡田朋之・松田美佐編,2012,『ケータイ社会論』有斐閣.
- Misa Matsuda 2008 Children with Keitai: When Mobile Phones Change from “Unnecessary” to “Necessary”. East Asian Science, Technology and Society: An International Journal. 2(2).Springer: Netherlands, pp.167-188.
- Mizuko Ito, Daisuke Okabe, and Misa Matsuda(eds.),2005, Personal, Portable, Pedestrian.: Mobile Phones in Japanese Life. MIT Press.
その他のリンク
- 「うわさはなぜ広まるのか」,『トイ人』,2020年1月20日掲載
- 松田美佐,2019,「『正しい情報』を前提としないために」『ニューサポート 高校情報』32,10-11.東京書籍
- 松田美佐,2019,「メディアの進化で人間関係は変わる?」『IKUEI NEWS』86,7-9.電通育英会
- 「SNSは『うわさ』をどう変えたのか?」ソニーWEBマガジン「B」Chamber30 2019.1.18
- 松田美佐,2017,「フェイクニュースとつき合うために知っておきたい「うわさの仕組み」:これはネットだけの問題ではない」,講談社ビジネス
- 松田美佐,2016,「『デマ』とは何か:その問題性と今日的特徴」、日本認知科学会 学習と対話研究分科会 第52回『「デマ」の認知科学』での報告,2016年8月24日,『学習と対話』2016,No.1, pp.13-20.
- 松田美佐,2014,「若者の『内向き志向』」を考える」『Chuo Online』2014年12月15日掲載
- 松田美佐,2011 ,「災害が継続する中でのうわさ・風評被害(上)」『Chuo Online』2011年5月19日
- 松田美佐,2011 ,「災害が継続する中でのうわさ・風評被害(下)」『Chuo Online』2011年6月16日
- 松田美佐,2009,「必要なのは、自ら考える姿勢-子どものケータイ、インターネット利用をめぐって」『CS研レポート』63, pp.21-27.
- BS日テレ 「久米書店 ヨクわかる!話題の一冊」2014年10月26日放送第28回「松田美佐・うわさとは何か」
- 『知の回廊』第55回「ケータイ社会情報学」 2006 年
担当授業 2024年度
学部授業
社会情報学基礎演習(1)A B
社会情報学基礎演習(2)A B
メディア・コミュニケーション学(1)/メディア・コミュニケーション概論(1)
メディア・コミュニケーション学(2)/メディア・コミュニケーション概論(2)
デジタルメディア論
社会情報学演習(1)(6)
卒業論文・卒業課題研究
大学院授業名
メディア・コミュニケーション論演習A
メディア・コミュニケーション論演習B
メディア・コミュニケーション論特講A
メディア・コミュニケーション論特講B
メディア・コミュニケーション論特殊研究A
メディア・コミュニケーション論特殊研究B
指導学生の研究テーマ
<近年の卒業論文>
- 恋愛リアリティー番組の価値 ―若者たちに広がるロマンティック・マリッジ・イデオロギーとの関係性―
- マッチングアプリの偏見について ~インタビュー調査からマッチングアプリの利用実態を知る~
- 学園もの少女漫画における「当て馬男子」の変遷
- 「攻め女子」×「受け男子」の関係を求める女性 ~「女攻め」の消費と彼女たちのジェンダー意識~
- KPOPアイドルとのオンライン通話会を通した交流のファン心理 ~握手会で人気を獲得したAKB48・乃木坂46のファン心理を基に~
- ユーザーに不快感を与える動画広告の表示方法とは
- なぜ投げ銭をするのか ~推し活における投げ銭が果たす役割~
- 何が大学生に健康をもたらすのか
- 高齢者の就業問題 -テキストマイニングを用いたイメージ分析-
- 大学生の主観的幸福度と人間関係について
- コミュニケーションとしての『盛り』:―21年卒女子大学生のInstagramと就活―
- サプライズ演出から見る日常のイベント化 ―フラッシュモブサークル所属学生のインタビュー調査を通して―
- 有名人の Twitter 投稿に対する誹謗中傷・炎上について ―有名人のボランティアに対する大学生の意識―
- 若者は「ひとり」を求めているのか
- ジャニーズファンとコンサートグッズの関係ージャニーズのファンはなぜグッズを購入するのかー
- リアリティーショーの視聴により生まれるコミュニケーション
<近年の修士論文>
- 中国の動画サイトにおける日本イメージ―新型コロナ流行期間を例に―
- Twitterの複数アカウント利用の実態分析による多様なメディア利用の可能性の検討-中央大学の学生を対象にしたインタビュー調査から-
- 「地元」という語を巡った語られ方からみる若者の「地元」意識 ―ウェブログと新聞投書の分析から―
- 日本社会におけるプライバシー問題をめぐる語られ方の変遷 ―新聞読者投稿欄の記事分析を中心に―
- テレビ広告における「高齢者」登場人物像に関する実証的研究 ―1996年と2012年の比較を中心に―
- ケータイ小説における「作者」と「読者」との関係性を巡る考察
- インターネット掲示板における議論の構造 ―福島第一原発事故をめぐる議論の事例研究―
- 親密性の研究 -大学生の対人関係調査から見た「それほど親しくはない相手」
- 他言語・文化圏のポップ・カルチャーによるアイデンティティの形成 -シンガポールにおけるジャニーズ・ファンを中心に-
- ポケットベル利用経験とコミュニケーション行動
- 「地方紙ニュースサイトの現状とその問題点」 -ビジネスモデル確立を前にして-
- 中国のメディア政策とテレビの関係
- 中国での日本商品の「問題広告」 -日本商品の広告は中国で突きあたる問題についての研究-
学生へのメッセージ
自分が興味を持たないものにも好奇心を向け、積極的に知り、関わってほしいと思っています。
高校生・大学生へお薦めする本
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- 松田美佐,2014,『うわさとは何か――ネットで変容する「最も古いメディア」』中公新書【推薦理由】まずは、自分の本から。メディア論の観点から「人と人をつなぐメディア」としてうわさをとらえ直した上で、ネット社会における特徴をさぐり、うわさや風評被害などとの「つき合い方」を考えた著作。身近なうわさから今日の社会を考えてみましょう。
- 広田照幸,1999,『日本人のしつけは衰退したか――「教育する家族」のゆくえ』講談社現代新書【推薦理由】子どもや若者の行動が問題視される際、「家庭の教育力の低下」がしばしばその原因としてあげられます。しかし、明治期から今日までの数多くの資料やデータをもとに筆者が出した結論は??「常識」を学問的に問い直す極めて示唆的な著作です。
- ルース・シュウォーツ・コーワン,2010,『お母さんは忙しくなるばかり』法政大学出版局【推薦理由】「家電製品により主婦の仕事は楽なものとなった」というこれまた「常識」を問い直す著作。本書をきっかけに、いわゆる「情報テクノロジー」だけでなく、広く、テクノロジー一般と社会の関係性を考えてみましょう。