近年の研究テーマ
各種のメディアについて、量的/質的調査はもとより、歴史的手法も用いつつ、利用者の視点から、それらの利用実態を明らかにすることを主たる研究関心としてきました。

研究業績(主要なもの)
- 土橋臣吾・南田勝也・辻泉編,2013,『デジタルメディアの社会学[改訂版]―問題を発見し、可能性を探る』北樹出版.
- 南田勝也・辻泉編,2008,『文化社会学の視座―のめりこむメディア文化、そこにある日常の文化』ミネルヴァ書房
- 宮台真司・辻泉・岡井崇之編,2009,『男らしさの快楽―ポピュラー文化から見たその実態』勁草書房.
- Mizuko, Ito, Daisuke, Okabe and Izumi Tsuji eds., 2012, Fandom Unbound: Otaku Culture in a Connected World, Yale University Press.
- 辻泉,2013,「雑誌に描かれた「男らしさ」の変容-男性ファッション誌の内容分析から」『人文学報 社会学』48:27-66.
『FANDOM UNBOUND: OTAKU CULTURE IN A CONNECTED WORLD』(Yale University Press, 2012)
その他のリンク
- メディア・イベントとしての地デジ化:オピニオン:Chuo Online
- 恋愛相談 辻泉教授お悩み相談室 質問編
- 恋愛相談 辻泉教授お悩み相談室 相談編
- 書評空間 : 中央大学(メディア論・文化社会学)・辻 泉の書評ブログ
担当授業 2020年度
学部授業
社会情報学調査実習(質的調査)/社会情報調査実習(2)
社会情報学調査実習(質的調査)/社会調査調査実習(2)
メディアと文化の社会学(1)/メディアと文化(1)
メディアと文化の社会学(2)/メディアと文化(2)
社会情報学演習(1)(6)
卒業論文
FLP演習B(ジャーナリズム)
大学院授業名
文化社会学演習A
文化社会学演習B
文化社会学特講A
文化社会学特講B
文化社会学特殊研究A
文化社会学特殊研究B
指導学生の研究テーマ
<2019年度卒業論文>
若者における音楽の好みの変遷 ~ライフヒストリーから見たその実態~
野球界は永久に不滅か ―野球界の功罪をプロ/アマ両面から考える―
二ホンのポップカルチャーに未来はあるか ―パリの現地調査とインタビュー調査から探る可能性と課題―
「女性ドルヲタ」とは何か? -「“かわいい”推し」との関係性から見る同性ファン文化-
アイドルはなぜ「卒業」するのか -女性アイドルに見るジェンダーとライフコース-
童貞の社会学 -性的体験が若年男性のジェンダー意識に与える影響-
わたしたちはなぜ韓ドラを観るのか -日本社会の若年女性が欲する恋愛ファンタジー性
「クソアニメ」は何故ウケたのか -ポストモダンの参加型文化に関する社会情報学的研究-
<近年の修士論文>
日本・現代・映画 ―21世紀の日本映画情況再考―
タイの女性オタクによる新メディア・コミュニケーション形態
―「腐女子絵師」の共同体における活動形態を通して―
メディアが作り出す乳がんのイメージと患者像 ―内容分析と視聴者レビューから―
学生へのメッセージ
溢れかえる情報の洪水の中を、生き延びていくための「力」を共に養っていきましょう。
高校生・大学生へお薦めする本
- 吉見俊哉,2004,『メディア文化論―メディアを学ぶ人のための15話』有斐閣.
【推薦理由】現在のメディアについて、当たり前を疑い、思考力を養うために最適のテキスト。 - 宮台真司監修、辻泉・岡部大介・伊藤瑞子編,2014,『オタク的想像力のリミット―“歴史・空間・交流”から問う』筑摩書房.
【推薦理由】拙編著だが、日本を代表するオタク文化を理解する上で、必読の一冊。 - 三戸祐子,2001=2005,『定刻発車―日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか?』 新潮文庫
【推薦理由】なぜ日本の鉄道は、こんなにも正確なのか。社会への見方を変えてくれる一冊。