特徴1:メディアと現代文化を批判的にとらえる能力を身につけるためのカリキュラム
メディア・文化研究系統では、「社会心理学」「メディア・コミュニケーション学」「メディア文化の社会学」の三つを専門基礎科目と位置づけ、2年次での履修を推奨します。その上で、学生それぞれの関心に従い、「消費者行動論」や「広告論」、「ネットワーク社会論」や「ジャーナリズム論」、「メディアとポピュラー文化論」といった発展的な内容を、多様な科目群から選んで履修することで、自分が専門とする領域を深め、メディアと現代文化を批判的にとらえる総合的な能力を育成します。
特徴2:人間の行動や社会現象を実証的に解き明かす方法論を学ぶためのカリキュラム
データサイエンス・社会調査系統では、「モデリング」「データサイエンス」(以上1年次)、「社会情報調査実習(1)(2)」「データ解析(初級・中級)」(以上2年次)が基幹科目となります。これらの科目では、仮説検証の考え方、実証のためのデータの集め方と分析方法を学び、社会調査士、データアナリスト、マーケティングリサーチャーなどとして活躍できる力をつけることを目指します。さらに、「データマイニング」「実験計画法」「シミュレーション」などの科目を履修することによって、多角的なアプローチで実証に取り組む能力を育成します。
特徴3:図書館や記録管理に関わる理論からそれらを支える情報システムまで総合的に修得するためのカリキュラム
情報システム学系統・図書館情報学系統では、「図書館情報学概論」「図書館情報技術論」「プログラミング」(以上1年次)、「情報システム設計」「情報システム開発」「情報資源組織論」「情報サービス論」(以上2年次)などの図書館情報学および情報システムに関する科目を基幹科目としています。これらの科目では、情報を扱う方法論や基礎理論を学び、さらに各種の情報処理技術や図書館をモデルとした情報管理・提供方法に関する理解を深めることによって、現代の情報社会において情報を高度に活用する能力を育成します。
履修系統図
履修系統図を3つに分けて示します。黄色は社会情報学専攻必修科目、緑は情報コミュニケーションコースの必修科目、青は図書館情報学コースの必修科目を表します。