2021年4月 社会情報学専攻のカリキュラムが新しくなります!
社会情報学専攻を選んだみなさんが、入学してから卒業するまで、充実した学びや研究が進められるよう、約2年をかけてカリキュラムを新しくしました。主な変更点は次のとおりです。
変わる!その1 基礎学習(初年次教育)がさらに充実します
入学直後から始まる基礎演習(1)は、大学での学び方を1年間かけて学ぶ科目です。一人ひとりがその基礎を身につけられるよう、少人数クラスを実現します。また、社会情報学専攻に合わせたトピックを中心に行うことで、一年生から興味関心を広げることができます。
つづく二年生の必修科目・基礎演習(2)では、一年生で学んだことを活用して、情報コミュニケーションコース、あるいは図書館情報学コースに関する研究論文を丁寧に読み解いていきます。
この二年間の学びで得た基礎は、三年生から始まる演習(ゼミ)で自らが追求したいテーマを研究するのにきっと役立ちます。
変わる!その2 社会調査に関する科目を必修にします
今、世の中はデータであふれています。そのデータを適切に読み解くことはもちろん、自分自身で必要なデータを集め、分析する能力が求められています。社会情報学専攻では、アンケート調査やインタビュー調査といった社会調査手法を学ぶ科目を必修化し、二年生までにすべての学生が身につけることを目指します。その学びをさらに深めることで、社会調査士、データアナリスト、マーケティングリサーチャーとして活躍できる力も身につけられるでしょう。
変わる!その3 学問の最先端を学ぶ選抜科目を開設します
「フロンティアシリーズ」と題する科目群をあらたに開設します。これは、社会情報学専攻に所属する教員がそれぞれの専門分野の最先端の話題を取り上げながら、より深く探求する応用科目です。
授業は少人数で行います。受講生には授業中の活動はもちろん、事前準備、事後学習などでさまざまな課題が与えられるでしょう。一人ひとりがそれらをしっかりとこなし、積極的に授業に参加することで、学問の奥深さを感じられるでしょう。
変わる!その4 学校司書の養成プログラムを始めます
図書館情報学コースでは、これまでも指定した科目を履修すると、司書(公共図書館で働く専門職員)の資格が得られました。これに加え、2021年4月からあらたに学校司書の養成プログラムも設置します。
学校司書とは、小・中・高等学校に設置された学校図書館で働く職員のことで、各地で学校司書を置く学校が増えています。なお、学校図書館は地域の公共図書館と連携して活動することが少なくありません。そこで、社会情報学専攻では司書と学校司書の二つのプログラムの履修を求める予定です。