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常川真央

近年の研究テーマ

本やデータ、アーカイブ資料など様々な情報資源を仲立ちとして生まれるコミュニティを研究対象とし、最新の情報技術を活かして、人と人とをつなぐデジタルライブラリーを構築する方法について研究しています。


研究業績(主要なもの)

  • 常川真央.つながりっぱなしの日常に,『図書館』をいかに埋め込むか:ソーシャル・デジタルライブラリーの設計技法の確立に向けて.未来の図書館研究所 調査・研究レポート.2019,vol.2. http://www.miraitosyokan.jp/future_lib/annual_report/report_vol2.pdf
  • 常川真央,小野永貴.記憶するラーニング・コモンズ―「電子図書館」と「場所としての図書館」を接合する図書館像の提案―.大学図書館研究.2017,vol.107,p.1072-1-1072-7. https://doi.org/10.20722/jcul.1702
  • 常川真央,松村敦,宇陀則彦.日本十進分類法を用いた類似読者発見手法.情報メディア研究.2013,vol.12,no.1,p.42-51. https://doi.org/10.11304/jims.12.42
  • Tsunekawa, Mao; Ono, Haruki; et.al.Shizuku2.0: Cooperative Reading Support System.Proceedings of Asia-Pacific Conference on Library & Information Education and Practice.Putrajaya, 2011-6-22/24,A-ALIEP2011.A-LIEP2011, 2011, p.539-547. http://hdl.handle.net/2241/113797

その他(解説記事、書評等)

  • 常川真央.Machine-actionable DMPs(maDMPs)の動向.カレントアウェアネス.2020,no.325,p.12-15. https://doi.org/10.11501/11546853
  • 常川真央.ブリオバトル:―ゲーミフィケーションとメディアが介在するコミュニケーション場.システム/制御/情報.2019,vol.63,no.6,p.254-260. https://doi.org/10.11509/isciesci.63.6_254
  • 常川真央.”ウェブサービスのユーザビリティ”. メタデータとウェブサービス.(わかる!図書館情報学シリーズ, 第3巻).勉誠出版.2016,p.127-143. ISBN:9784585205036
  • 常川 真央.「本を通じた人とのつながり」を設計する.情報管理.2014,vol.57,no.8,p.596-599. https://doi.org/10.1241/johokanri.57.596

担当授業 2024年度

学部授業

  • 社会情報学基礎演習(1)A
  • 社会情報学基礎演習(1)B
  • 社会情報学基礎演習(2)A
  • 図書館情報技術論/マルチメディア技術
  • 情報システム設計
  • 情報システム開発
  • ITビジネスのフロンティア
  • UNIX論
  • デジタル・ライブラリ
  • 社会情報学演習(4)(9)
  • 卒業論文・卒業課題研究


指導学生の研究テーマ

<2021年度卒業論文>

・公共図書館における電子書籍貸出システムの改良・普及の考察

・インターネットを通じた図書館の多文化サービスの実態調査 –Webサイトの多言語対応状況を中心として—


学生へのメッセージ

大学は多様な学問や人と出会い、学びあう場所です。そこでの本と人との出会いを大切にして、生涯まで続く学びの糧としていきましょう。


高校生・大学生へお薦めする本

  • 大向一輝,池谷瑠絵.ウェブらしさを考える本.丸善出版.2021. ISBN:978-4-621-05381-2

    • 【コメント】私たちが当たり前のように使っているウェブについて、立ち止まって考えてみる道しるべとなる本です。オンラインで全文公開されていますので、ぜひ読んでみてください。

  • 江渡浩一郎.パターン、Wiki、XP,時を超えた創造の原則.技術評論社,2009. ISBN:978-4-7741-3897-8

    • 【コメント】街づくり、Wikipedia、プログラミング。この3つは無関係なようでいて「ボトムアップな営みから新しい秩序を創り出す」という共通のアイデアで結ばれていることを示し、集団で創造する上での重要な原則を教えてくれる本です。ウェブの本質を考えるのみならず、誰かと何かを創る上でも参考になります。

  • 谷口忠大.ビブリオバトル,本を知り人を知る書評ゲーム.文藝春秋.2013. ISBN:978-4166609017

    • 【コメント】ビブリオバトルは書評ゲームの一種であり、中高生や大学生の全国大会が開催されているほど普及しています。そのビブリオバトルのルールから基本理念、実際のプレイの様子などを考案者の谷口先生が解説しています。本を通じたコミュニティづくりについて学びたい方、本を通じた交流をしてみたい人にお薦めです。

  • 秋田喜代美,庄司一幸,読書コミュニティネットワーク.本を通して世界と出会う 中高生からの読書コミュニティづくり.北大路書房,2005. ISBN:978-4762824531

    • 【コメント】学校や自治体での読書推進事業の一環として、いかに中高生のための読書コミュニティを作り出すかを体系的に考察し、その実践事例を記述している本です。地域活動への参画などの点でも参考になる一冊かと思います。

  • 鈴木克明,美馬のゆり.学習設計マニュアル,「おとな」になるためのインストラクショナルデザイン.北大路書房,2018. ISBN:978-4-7628-3013-6

    • 【コメント】こちらは他の本とは趣を変えて、大学での授業や研究に役立つノウハウ本です。「インストラクショナルデザイン」という、教えるための技術や知見を、学ぶ側に立って活用するためのガイドブックです。学びのモチベーションを維持する方法や、計画方法、グループ学習のコツ、時間管理の仕方など、日常に遭遇する学びの課題を解決するノウハウが詰まっています。