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卒業生からのメッセージ

卒業生からのメッセージを紹介します。

海老澤智光さん

海老澤智光さん
卒業年:2006年
コース:情報コミュニケーションコース
現在の所属先:KDDI株式会社

・今、どんな仕事をやっていますか?

会社の経営戦略(主にM&A)に関わる仕事をしています。

・今の仕事に就くことになったきっかけや理由は?

「将来、自分の子供に自慢できる仕事がしたい」と考えたためです。私は中学3年生の頃から携帯電話を持っていたので、恋愛も遊びも携帯電話無しには語れない最初の世代だったと思います。卒論も携帯でのメールコミュニケーションについてでした。そのため、自分に子供が出来る頃には携帯もより進化して、社会の役に立っていると信じていました。携帯電話からスマホの時代にはなりましたが、通信会社が人と人をつなぐこと、人と情報をつなぐことは変わりません。社会において重要な役割を担っていることは責任も感じますし、誇りでもあります。

・あなたにとって中大文学部社会情報学専攻とは?

最高の仲間に出会えた場所です。今でも大学のクラスの友人とは、休日にはとバス旅行に出かける程、仲が良いです。勉強面について真面目に答えると、社会学はとても選択肢の広い学問だと思います。家族やジェンダー、マスメディア、広告、プログラミング、統計と、異なる領域の題材や研究手法が混在しています。その違う領域の物事を俯瞰して見て発見することもあれば、1つの領域にどっぷり浸かって発見することもあります。そういった物事を見る力を養ってくれた場所でもあります。その経験から、今では会社全体を把握できる今の仕事を希望して働いており、自分を成長させる原動力にもなっています。 (2014年執筆)


テッテッヌティーさん

中央大学卒業生用(テッテッヌティー)
卒業年:2009年
コース:情報コミュニケーションコース
現在の所属先:東京外国語大学大学院博士後期課程

・今、どんな仕事をやっていますか。

東京外国語大学大学院博士後期課程にてミャンマー社会とメディアに関する研究を行い、博士号獲得を目指しています。

・今の仕事に就くことになったきっかけや理由は?

中央大学を卒業後、自分の母国であるミャンマー社会における情報の流れ、メディアの影響について研究したいと思い、ミャンマー関係の専門家が多くいる東京外国語大学大学院に進学しました。ミャンマーでは2011年に軍事独裁政権から民主主義に基づく政治体制へ移管したことによってメディア規制が緩和されるようになりました。ちょうど、私が大学院に進学した時期に母国も政治体制が変わり、メディアの役割が注目されるようになってきた一方で、ミャンマーではメディアに関する研究はあまりされていませんでした。私は先進国である日本で研究し、博士号取得後には母国に帰り、メディアを通して啓発活動を行いたいと思っています。

・あなたにとって中大文学部社会情報学専攻とは?

情報学に関心を持っていたので中央大学に入学を決めました。入学した時は日本語で行われる授業について行くことで精一杯でしたが、先生方が優しく、わかりやすく教えてくれたおかげで、大学2年生になると授業内容が面白くなってきました。統計学、携帯電話の進化、メディアリテラシー、地域メディア、ジャーナリズムなど幅広い学問を学ぶことができました。大学3年生になると社会情報学は非常に面白いと思うようになり、やはり自分は情報メディア分野で活躍できるようになりたいと思いました。大学は自分自身を見つける場であること改めて感じましたし、多くの留学生も大学で自分の能力を発揮できるようになって欲しいと思っています。 (2014年執筆)


渡邉このみさん

渡邉このみさん
卒業年:2010年
コース:図書館情報学(記録情報学)コース
現在の所属先:学校法人 文教大学学園

・今、どんな仕事をやっていますか?

私は現在、学校職員として学園全体の経理業務を担当しています。日頃は、取引業者への支払や学納金・寄付金の受入など金銭出納に関する全般業務を行っています。年度末から年度初めにかけて、学園の経営状況を示す計算書類(決算書)を作成することが業務の集大成となります。

・今の仕事に就くことになったきっかけや理由は?

現在の職業に興味を持ったきっかけは、大学生の時に中央大学図書館で資料検索アドバイザーとしてアルバイトをしており、そこで大学職員の方と接する機会があったからです。
大学時代に学んできた、コミュニケーション論や図書館情報学などの知識を活かすことができる職業である点を魅力に感じ、学校職員を選択しました。

・あなたにとって中大文学部社会情報学専攻とは?

私にとっての中央大学社会情報学専攻とは、“物事の本質を見極める方法を学ぶところ”です。卒業論文では、大学図書館における資料検索に関する研究を行い、研究中はあらゆるデータを収集するために外部機関へと足を運び、インタビューを行いました。このような経験から、身近な問題を解決するためには、自ら積極的に情報を集めてみることが大切であるということを実感しました。また、集めたデータを分析し活用するスキルを学び、これは現在の事務処理を行う上でも情報を整理する場面において大変役立っています。


江原未菜子さん

江原未菜子さん
卒業年:2012年
コース:図書館情報学(記録情報学)コース
現在の配属先:調布市立図書館 奉仕係 児童奉仕担当

・今、どんな仕事をやっていますか?

児童奉仕を担当し、子どもの読書に関わる仕事をしています。カウンター業務のほかに、おはなし会や読書会、図書館で購入する子どもの本の選定等もしています。調布市立図書館では、職員が一冊一冊読んで評価し、購入する本を選びます。
司書の仕事は、まず本を読むことだと思います。いつもたくさんの本を入れているので、通勤用に絵本も入る大きな鞄を買いました。荷物が重いことが悩みです。

・今の仕事に就くことになったきっかけや理由は?

小学校3年生のときに、図書室の先生と仲良くなったことがきっかけでした。先生のおすすめの本はとても面白く、今でも読み返すことがあります。司書や司書教諭という職業を知ったのは、中学生になってからでしたが、その頃には、司書になりたいと思っていました。司書になって、私も先生のように誰かの心に残る一冊を紹介できるようになりたいと思いました。

・あなたにとって中大文学部社会情報学専攻とは?

司書になるために図書館情報学を学びたいと思い、入学しました。同じ目標を持った友達と出会うことができた場所です。卒業してからもよく遊んでいます。ゼミの友達と仕事の研修先で偶然一緒になったこともあり、お互いの図書館について情報交換をし、刺激を受けました。就職を考えたとき、司書の募集の少なさから諦めようとしましたが、図書館以外の場所で働く自分は想像できず、採用試験にチャレンジしました。仕事は大変な面もありますが、子どもの頃からなりたかった職業に就くことができ、諦めなくてよかったと思っています。


長島利恵さん

長島利恵さん
卒業年:2012年
コース:情報コミュニケーションコース
現在の所属先:神奈川県海老名市

・今、どんな仕事をやっていますか?

私は現在、海老名市の職員として住民票や戸籍を管理する部署で働いています。大学に入学してから、公務員になって人々の役に立ちたいと漠然と思っていましたが、就職活動中に東日本大震災が発生し、それをきっかけに災害時に多くの人の手助けをしたいと考えるようになり、地方公務員になることを決意しました。

・今の仕事に就くことになったきっかけや理由は?

社会情報学と公務員は、一見すると何の関係もなさそうに思えますが、行政にとって政策を住民に知ってもらうことは課題のひとつです。多くの人に関心を持ってもらうにはどのようなメディアを利用し、どのように周知を図れば良いか考えなければなりません。社会情報学専攻で学んだことは、そのようなときに活かされます。

私は在学中、文化社会学のゼミに所属し、ファン文化について学んでいました。自分自身の趣味を研究対象に選択したのですが、教授に調査方法などを導いていただきながら研究することで、自分が興味のある分野について理解を深められることの喜び、自ら研究し学ぶことの楽しさに気付きました。

・あなたにとって中大文学部社会情報学専攻とは?

社会情報学専攻では、自分が興味を持っていることについて研究でき、それを支援・指導してくれる先生方が揃っています。また、先生方の研究対象は様々なので、幅広い分野について学ぶことが出来ます。みなさんも社会情報学専攻で、学ぶことの喜びや楽しさを味わってみませんか。


南波英理さん南波英理さん(辻ゼミOG)

卒業年:2012年
コース:情報コミュニケーションコース
現在の所属先:ヤマト運輸株式会社 人事総務部人材育成課

・今、どんな仕事をやっていますか?

全国で働いている約16万人の社員がイキイキと働くことができ、宅急便を利用する全てのお客様に良質なサービスをお届けできる企業を目指すために、健全な企業風土の醸成や学びの場の創出に取り組んでいます。中でも、年1回全社員を対象に実施する「社員意識調査」という社員のESを調査し施策に繋げる取り組みがあります。様々な角度から分析を行う必要があり、その際に大学で学んだ統計学や調査法が役立っていると感じます。

・今の仕事に就くことになったきっかけや理由は?

「世の中の役にたつ仕事に係わりたい」という思いからです。いまや社会になくてはならないサービスである宅急便事業を支える事で、社会貢献を行いたいと考えるようになりました。
また、地域で働く配達のセールスドライバーさんや採用でお世話になった社員さんの人柄の良さに惹かれた事も理由の一つです。

・あなたにとって中大文学部社会情報学専攻とは?

「物事を様々な視点から見る力、見極める力」を養える場所だと思います。
何事にも判断するためには情報が必要ですが、一つの情報を一つの視点から見るだけではうまくいきません。色々な情報を多角的に見てこそ正しい判断ができるのです。社会情報学専攻では情報の集め方、扱い方、見方の様々な手法を学ぶ事ができますし、そのスキルは大学を卒業してどんな業種の仕事に就いても生かす事のできる力になります。
また、社会情報学専攻に集まる人は、先生も学生も「濃い」人が多いです!毎日刺激を受けながら濃密な学生生活を過ごせる場所だと思います。


荒川美都さん

荒川さん
卒業年:2014年
コース:情報コミュニケーションコース
現在の所属先:株式会社 長谷工コミュニティ勤務

・今、どんな仕事をやっていますか? &
今の仕事に就くことになったきっかけや理由は?

大学で社会情報学を学び、「社会を読み解く力」を身につけることができました。社会学で学ぶことの対象は人と社会に関わることの全てであり、ファッションや芸能文化、SNSでの交流など身近な社会現象なども学問の対象になります。日常生活の中の事象を一歩引いた視点から深く考察する考え方を学び、卒業後の物事の考え方にも影響しています。

特に興味を持ったのは文化が創り出す人々のコミュニティで、ゼミでは文化社会学を専攻しました。ゼミで人と人とのつながりの面白さを学んだ事がきっかけで、マンションの管理会社に就職しました。より長く安全に生活できるよう建物の修繕のコンサルティングを行ったり、マンション内でのトラブルを防ぐためのルール等を設定するお手伝いをしたりしています。居住者同士の親交を深めるようなイベントを企画することもあります。同じ建物に住む人同士のコミュニティを形成に役立ち、豊かな暮らしを支えることができていると感じます。

・あなたにとって中大文学部社会情報学専攻とは?

学問も仕事も、自分の好きなことが思いっきりできる環境があるはずです。自分がどんなことが好きなのか見つめ直してみることが、将来につながっていくのではないかと思います。


山口恭平さん


卒業年:2014年
コース:情報コミュニケーションコース
現在の所属先:株式会社京王エージェンシー

・今、どんな仕事をやっていますか?

私は現在、京王エージェンシーという広告会社の営業として働いています。社会人1年生であるため、毎日が勉強ですが、この「広告業」という仕事には絶対的な正解が無いと思っています。「これをやっていれば間違いない。」というマニュアルが存在しないため、クライアントの気持ちを汲み取って最良の策を考え、提案する必要があります。クライアントが求める最良の策を日々考えています。少しでも早く先輩社員のように、クライアントに頼られる営業になりたいです。

・今の仕事に就くことになったきっかけや理由は?

大学入学前から漠然と「マスコミ関係の仕事に就きたい。」と思い、社会情報学専攻に進学しました。マスコミ業界の中でも広告会社を選んだ理由は、“何でも出来る!!”と考えたからです。前述のように、絶対的な正解がない広告業界では色々なモノ・コトを経験できます。色々な世界で、クライアントを含めた多くの人を笑顔にして行きたいと思い、就職を決めました。ちなみに数ある広告会社の中でも当社に決めた理由は、選考過程で出会う先輩社員の人柄の良さでした。「この人たちと働きたい」との思いが一番でした。

・あなたにとって中大文学部社会情報学専攻とは?

私が所属していた辻ゼミでは決められた道がなく、所属学生が各々好きなテーマに“何でも”取り組んでいました。「社会情報学って何?」と聞かれることが多かったですが、私は「好きなことを追及する学問」だと思っています。しかし、ただ好きなことを好きなだけやっていたら、それはただの趣味です。考え抜いた結果をもしも学問に結び付けることができたら、自分の好きなことに熱中した素敵な学生生活がおくれることを約束します。社会情報学をぜひ楽しんでください。


印南夏子さん


卒業年:2016年
コース:情報コミュニケーションコース
現在の所属先:横浜ゴム株式会社

・今、どんな仕事をやっていますか?

研修制度が富んでいる会社であるため、入社して1年経った今でも研修をしています。研修では、国内外問わず販売会社・工場で現場の仕事を実際に経験し、現場の方々と共に働くことで、自社製品の生産から流通・販売、そしてそこで働く人たちについてまで知る事ができます。様々な現場で働くことによって、会社の全体像から細部まで学ぶことが出来ていると考えています。

・今の仕事に就くことになったきっかけや理由は?

FLPゼミでの取材・新聞執筆活動から人の意見や考えを形に残すことの面白さを知り、ものづくりに関わる仕事がしたいと考え、メーカーを志望しました。また、自分の知識を広げたいという考えもあり、今まで関わったことのない分野で働いてみたいと思いました。社会情報学専攻で学んだ事はどの分野で働いたとしても活かす事が出来ると考えたため、あえて深く知らない素材メーカーを希望しました。その中でも会社や社員の雰囲気の良さから現在の会社に決めました。

・あなたにとって中大文学部社会情報学専攻とは?

好きなこと・やりたいことが出来る専攻です。メディアについて学ぶ中で、物事を批判的にみる力を養っていきます。しかし、何かをやりたい等の人の意見を批判的には捉えず、むしろ周りがやりたいことをやれるようにサポートしてくれる環境にあると感じます。今ではそこから自ら考え・動く力が養われたと思います。
また、情報収集の仕方・情報を多角的視点から見る力など、働く上でも生活する上でも基本となる部分を学ぶことが出来ます。現代、私たちはテレビやインターネットに触れない日はないと思います。社会情報学専攻で学んだことは、確実に実生活でも役立つものだと感じています。大学卒業後も、実生活でも仕事においても活かせる力が身に付いたと考えています。 (2017年執筆)


田中瑞穂さん


卒業年:2016年
コース:情報コミュニケーションコース
現在の所属先:独立行政法人 労働政策研究・研修機構

・今、どんな仕事をやっていますか?

厚生労働省の所管する、国内外の労働問題に関する調査を行う法人に勤めています。私は現在経理課に配属され、原稿執筆や講演を依頼した方々への謝金・旅費の支払いや契約業者への支払い等、機構に関わる出納業務全般を担当しています。また、国の管轄する法人ということで、次年度の機構活動に必要な予算の要求や、前年度の収支をまとめた決算書類の作成作業にも携わっています。

・今の仕事に就くことになったきっかけや理由は?

私は学部とFLPでそれぞれゼミに所属し、どちらでも調査活動をしていました。学部ゼミでは質問紙調査による卒業論文の執筆を行い、FLPでは地方へのインタビュー取材を行い記事にまとめていました。それぞれのゼミでの学び・経験から、自ら調査を行い、成果を形に表すことに楽しさを感じました。また、公的機関に興味を持っていたこともあり、就職活動をする中で独立行政法人の存在を知り、その中でも調査活動を行うことができる当機構で働きたいと考えました。

・あなたにとって中大文学部社会情報学専攻とは?

様々な経験を通して、視野を広げさせてくれた場所です。メディアに関する講義は奥深く、私たちが日常生活で見ているテレビや広告といった媒体やそれらから発信される情報が、人間にどのような影響を与え、人間同士にどのような交流をもたらすのかを知ることができました。また、社会情報学専攻ではメディアの他にも、統計やプログラミング、社会学に関連した地域社会、社会調査等を学ぶことができました。自分自身の興味がある分野を開拓することができたと同時に、複数の情報を照らし合わせて、ものごとを多角的に捉える力が身についたと感じています。 (2017年執筆)


新井謙之介さん


卒業年:2020年
コース:情報コミュニケーションコース
現在の所属先:株式会社ジェイアール東日本企画

・今、どんな仕事をやっていますか?

現在、私はメディア局という部署に所属しています。
仕事内容は、テレビとラジオの動向・情勢を見定め、適切かつスピード感のあるプランニング、バイイングといった業務に携わっています。

・今の仕事に就くことになったきっかけや理由は?

「世の中を「あっ!」と驚かせるようなコミュニケーションを作りたい」という気持ちがあり、広告業界を志望し、弊社に入社することになりました。
様々な業界のお客様の課題発見・解決をするために、様々な分野の情報を集め、最適なコミュニケーションを作っていくことは、とても楽しいとことだと思います。
会社を選ぶ理由として、「先輩社員の方々の人柄」「会社自体の成長意欲」「自分自身も成長できる環境」という3つが揃っていたのが決め手でした。

・あなたにとって中大文学部社会情報学専攻とは?

「これ興味あるな~」を研究できる場所です。
自分が興味あることを研究できるなんて、なんて贅沢なんだ…と思うぐらい好きなことを学びにできます。自分が興味ある分野だからこそ、「これはどういうことだ?」「もっと知りたい!」という感情が自然に芽生えてくると思います。好きなことをとことん追求する姿勢は、社会人になった今でも力となっています。是非、自分の興味を学びにしてみてください!
(2020年8月執筆)


N.Tさん

卒業年:2020年
コース:情報コミュニケーションコース
現在の所属先:早稲田大学大学院 政治学研究科

・今、どんな研究をおこなっていますか?

J-Schoolというジャーナリズム専門のコースに進学しました。
「大学の卒業研究に求められるのは、そのテーマに大学内で一番詳しくなること。大学院の修士研究に求められるのは、そのテーマに日本で一番詳しくなること」だと、大学院の講義で教わりました。中央大学で書いた卒業論文を発展させて、修士論文を書きたいと考えています。

・大学院に進学することになったきっかけや理由は?

報道にはもともと関心があり、詳しく学びたいとは思っていたのですが、就職に失敗したことが決定打となり、大学院への進学を決めました。就職活動がうまくいかない時期に“もぐり”で受講した法学部「ジャーナリズム論」の講義で、早稲田大学大学院のJ-Schoolが紹介され、「ここで学んでみたい」と思うようになりました。
入学課題には、英語民間試験のスコアを提出するタイプと、取材して執筆した記事を提出するタイプがあり、私は後者を選びました。取材には、文学部の「キャリアデザイン」の講義でお世話になった先生にご協力いただきました。
筆記試験(小論文)は、現代文のテストのような形式でした。大問が2つあり、それぞれ評論文を読んで、回答を数百字で記述する内容だった記憶しています(年によって変わるかもしれません)。

・あなたにとって中大文学部社会情報学専攻とは?

中央大学の“穴場”です。
様々な専攻が集まる文学部に属しているため、幅広いジャンルの講義を受講でき、とてもお得です。しかも、社会情報学専攻では、あらゆるテーマを研究対象に選べます。このような場所は、他の学部・学科にはあまり無いのではないでしょうか。大学院では、専攻以外の講義は無く、研究テーマの制約も厳しいです。
“キラキラしすぎていない”ことも、社会情報学専攻のよいところです。私は通信制高校出身で、コミュニケーションに苦手意識があったのですが、社会情報学専攻で“キラキラしすぎていない”仲間に恵まれ、落ち着いて緩やかにコミュニケーション能力を回復させることができました。もちろん、“キラキラしている”学生も多くいます。色々な学生を受け入れてくれる場だと思います。

・最後に

新型コロナウイルスの流行により、在学生の皆さん、特に新入生は大変な思いをされていることでしょう。ただ、ある意味ですべての人が大変な時期なので、必要以上に焦る必要はないと思います。大学院進学などで、モラトリアムを延長することも、普通になるかもしれません。今は、「通学のために“山登り”をする必要がなくなった」と前向きに捉えて、がんばってください(同じ学生として、お互いにがんばりましょう)。
(2020年8月執筆)