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「社情の日常」カテゴリーアーカイブ
飯尾ゼミ特別講演会2017冬

先週は卒業論文の提出期間でした。4年生の皆さんは最後の追い込みでたいへんだったようです。ひと息ついた今週、年末最後の飯尾ゼミは、毎年恒例の講演会です。今年は、千葉工大の森先生をお呼びして「儲かる考え、儲からない考え」とのタイトルでのご講演です。
「常識と常識の狭間を探せ」というメッセージを基調とした内容で、学生に対するたいへん有意義なお話をしてくださいました。
「好きなことをしなかったし、やりたいことしかしなかったので、楽しい社会人生活を送ってきた」という森先生、「人と違う考えを持て」というスタンスで楽しい人生を歩んできたとのこと。これは共感できますね。たしかに私も会社でわりと好き勝手やってきました(その結果、追い出された?)。飯尾ゼミのメンバーは私のお説教には免疫ができてしまっているので、外の先生から聞くこのようなお話は、とてもよい刺激になったのではないでしょうか。
中大は全国区?

この社会情報学専攻のウェブサイト、アクセス解析をたまにしています(社情らしいですね)。図をみると、西日本の直帰率が比較的高くなっています。直帰率とは、アクセスしてみたもののすぐに帰ってしまう割合(※)です。コンテンツに魅力があれば、そのまま読み進めるので直帰率は低くなるはずです。
ということで再び考えてみましょう。なぜ西日本の皆さんに訴求しないのか。地理的に遠いということもあるでしょう。その他に何か要因はないでしょうか?いわゆるMARCHと呼ばれる大学群のなかで、本学は比較的全国からの学生を集めているとされています。それでも、このように偏りは生じているのですね。
なお、飯尾ゼミに集まる学生は比較的地方出身者が多いような気がします(これは主観的な感覚なので、厳密に分析したわけではありません)。過去の卒業生など振り返ってみても、北海道から来たKくん、栃木のKくんとKくん、福岡から来たKくん(あ、ぜんぶKくんだなあ。これは偶然)、宮崎のBさんなど。私が地方出身だから?そんなことないよね ^^;

ちなみに、次の地図は Google Trends の結果です。過去5年間、中央大学、明治大学、近畿大学というキーワードで検索された結果を地図にマップしたもの。各県でいちばん多かった検索回数で地図が色分けされています。
順番に、中央大学が青、明治大学が赤、近畿大学が黄色です。この結果からも、本学が全国区であることをうかがい知ることができるでしょう。惜しむらくは、関東圏でも明治大学に勝ちたいところです(苦笑)。関東圏で唯一、山梨県での検索回数が多いのは、キャンパスの立地条件のせいかもしれませんね。
※ 正確には、外部から流入して1ページだけ閲覧してまた外部に流出する割合のことです。複数ページを閲覧して外部に流出する割合である「離脱率」とは異なる概念です。
野島記念BC決勝進出
中央大学では「野島記念ビジネスコンテスト」という学生によるビジネスアイデアのコンテストを毎年開催しています。今年度も約50チームのエントリがあり、飯尾ゼミからも1チーム応募していました。
11月26日に予選大会が実施され、事前の書類選考を通過した24チームによるプレゼンテーションと予選の審査が行われました。飯尾ゼミのメンバによる提案は見事に予選を通過し、決勝戦へコマを進めました\(^o^)/
決勝戦は12月10日に3号館の3115教室で開催されます。皆さん、応援に行きましょう!
「情報システム開発」演習:今年度の成果2017

2年生以上が履修している「情報システム開発」では,例年,「無茶振り演習」と称してシステム開発の演習を実施しています.3人ひと組になり,HTML/CSS/JavaScriptによる,簡単なSPA(Single Page Application)を作成するという演習です.ただし,スクラッチからの開発ではなく,テンプレートを提供し,自由なアイデアで改造せよというもの.毎年,ユニークなアイデアでおもしろいアプリケーションが作成されています.
この演習,なぜ「無茶振り」かというと,プログラミングの技術などについての簡単な講義はあるものの,「自分たちで調べてなんとかせい」と,基本的には突き放すからです(もちろん,期間中,質問があれば受け付けますし,今年も,いろいろ研究室まで質問しに来た学生もいました).会社でのシステム開発ではよくあることなので,それも含めて,システム開発の練習をしてみようという意図で実施しています.
ところで,例年は2週間という短い開発期間で実施するのですが,今年は,私の出張による休講と白門祭というスケジュールの都合で,幸運にも,学生には4週間という長い開発期間が与えられました.その結果,次のようなアプリケーションが出揃いました(図は各アプリのスクリーンショット).
- ゆで卵タイマー
- 心理テスト
- 授業を休むときの文面メイカー
- 旅行情報案内
- 曜日計算・和暦西暦変換・十二支判定
- ライブチケット申込み
- GPAを計算しよう!
- ランダム順番生成
- 一日の摂取カロリー
- 卒業までに必要な単位を計算!
- 通学に要する運賃の計算
- 一ヶ月に使うお金の計算
ただし,「ちゃんと動きません…」というアプリが例年より多かったのは残念.与えられた期間ががいつもより長く,それがかえって切羽詰まっている感を感じさせなかったため甘えが出てしまったのでしょうか.また,元となったテンプレートの形跡が残っている事例も散見されたのが,やや,もったいなかった.
ともあれ,おもしろいアイデアが今年も,多数,披露されました.昨日実施された発表会では,皆の前でデモしようとすると上手く動かないなど「システム開発あるある」事件もあったりと,楽しく各チームの発表が行われました.
NTNU図書館訪問

学会に参加するために台北に来ています。会場となった国立台湾師範大学(National Taiwan Normal University, NTNU)のキャンパスを案内してもらいました。写真は図書館の建物です。
この図書館、8階建てで開架図書がずらりと並んでいます。ちょうど向かいのビルから全体が眺められたのですが、圧倒的な大きさで、カメラの画角に収まりきりませんでした。内部が吹き抜けになっているので、実際の床面積はそう広いわけではないかもしれません。しかし、外から開架がずらりと並んでいる様子をみると、なんだかワクワクして来ませんか?

2枚めの写真は内部の様子です。大きな吹き抜けの空間があることがわかります。
吹き抜けの下の広場には、マルチメディア端末らしきものが数台、置いてありました。また、入口右側には大学のお土産屋があり、その奥は大学紹介のコーナーになっています。今時ふうの、デジタルサイネージを活用した近代的な大学紹介がずらりと並んでいました。大画面がタッチパネルとなっており(プロジェクターらしき投影もタッチ操作ができるようになっていたのですが、どういう仕組みになっていたんだろう?)、順番に案内してもらいました。
説明は「中文/English」と二ヶ国語を選べるようになっていましたが、日本人なら漢字がわかるから中文の方がいいという意見と、しかしやはり中国語はよくわからないからEnglishでお願いしますという意見と、わかれてしまい、あるときは中国語で、またあるときは英語でと、その場で使い分けて説明してくれました。

ところで、キャンパスツアーで案内してくれたのは、NTNUの学生さんたちです。きれいな英語でわかりやすく説明してくれました。聞けば、学部の2年生とのこと。案内係の制服も用意されており、また、よく訓練されているなぁという印象でしたが、特別に選ばれた学生たちなのでしょうか。それにしても、優秀さを感じさせる案内でした。見倣いたいものです。
図書館情報学実習報告会を開催しました(10月26日)
10月26日5時間目に、夏季休業期間中に実施した図書館情報学実習の報告会を開催しました。
今年度は3年生8名が、荒川区立ゆいの森あらかわ、南千住図書館、杉並区立中央図書館、町田市立中央図書館、三鷹市立三鷹図書館、八戸市立図書館、国立国会図書館、国際子ども図書館にて、それぞれ実習を行いました。図書館で行われるさまざまなサービスやそれを支える実務を経験することで、これまで大学で学んできたことをふりかえり、あらためて自分自身の中で位置付けることができたと思います。また、今後の学生生活に、そしてその後の社会人生活への指針が得られたと思います。この経験をぜひこれからに生かしてもらえたらと考えます。
報告会には2年生も参加して、先輩の報告に耳を傾けました。今後の学びに、そして来年度の実習の参考にしてもらえたかと思います。
最後になりますが、学生を受け入れてくださった図書館のみなさま、本当にありがとうございました。
京コンピュータを見学しました

2017年の飯尾ゼミ夏合宿は、2泊3日で神戸に行きました。
飯尾ゼミでは、毎年、夏合宿で施設見学を行っています。昨年は武雄図書館に行きましたが、今年は神戸の理化学研究所計算科学研究機構を訪問し、「京」コンピュータを見学しました。
1つの建物がまるごとスーパーコンピュータになっている(ストレージ施設や冷却施設込)ことに圧倒され、また、常に高い稼働率で様々な計算が行われていることも驚きました。
理研の広報担当の方から、京だけでなくポスト京のことまで詳しい解説をいただき、とても丁寧な説明を受けました。飯尾ゼミでは、4年前に富士通のリレーコンピュータを見学しています。図書館だけでなく、ふだんなかなか見ることのできない情報処理施設の見学も企画しています。さて、来年はどこに行きましょうかねえ。