古い資料をあさっていたら、某先生の講演資料で興味深いスライドが出てきました(右図。下線は飯尾による)。MS-Wordで論文を書くときは、相互参照機能をきちんと使いこなすようにしましょうね、という話。
ところで、MS-Wordの相互参照が壊れると「エラー! 参照元が見つかりません」などというド派手なエラーメッセージが文中に差し込まれますが、これ、エラーの状況を鑑みるに、「参照元」じゃなくて「参照先」が見つからないっていうことですよね?というのも、参照している「元」は,文に埋め込まれた参照の記述そのものですからね。エラーの状況は、参照している「先」の、図なり表なりが見つからないってことでしょう?
調べてみたら、もともとの英語版だと “Error! Reference Source Not Found” っていうメッセージなんですね。英語のニュアンスだと、たしかに source で合っているのですが、日本語に訳すときに reference source を「参照元」と直訳しちゃったのが間違いのもとだったようです。「go / come ←→ 行く / 来る」に関する感覚の違いが日英で異なることと似たようなものかなあ?