2016年度の飯尾ゼミ合宿で、武雄市図書館を訪問しました。同図書館は、指定管理者としてカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)が運営する図書館で、図書館業界ではいろいろと物議を醸している図書館です。飯尾ゼミでも同図書館の運営に関する卒論を書いた卒業生が、何名かいます。CCCの運営方法には賛否両論ありますが、やはり、その実態をこの目でみておかなければ適切な評論はできないのではと、かねてより訪問の機会を伺っていました。ひょんなことから比較的安い交通費で訪問できることがわかり、今年のゼミ合宿で、同図書館の訪問が実現したというわけです。今回は、1泊2日で武雄と福岡を訪れるゼミ合宿となりました。
訪問した9月12日、到着した昼過ぎの時刻はあいにくのゲリラ豪雨で、ずぶ濡れになりながらの訪問となりました。それでも、館長みずからが1時間以上にわたる説明をしてくださり、また、ゼミメンバーからの様々な質問にも答えてくださいました。不躾な質問もありましたが、丁寧な回答をくださった館長に感謝です。質疑応答も30分以上、続きました。2013年にCCCが指定管理者となってしばらくは、見学がひきもきらず、このような対応は無理だったそうですが、いまは一段落しているので対応してくださったということでした。館長のお話を聞く算段をアレンジしたゼミ合宿係の2名は、いい仕事しました。
さらに、図書館の内部も1時間ほど見学しました。私自身、いわゆるツタヤ図書館を訪問するのははじめてです。いろいろと感じるところは多かったのですが、感想をここに書くのは控えます。気になるかたは、飯尾ゼミへ遊びにきてください。いつでも議論しましょう!
なお、ゼミ合宿は、武雄市図書館見学だけで終わりません。12日のナイトセッションは日付を超え26時近くまで盛り上がりました。翌日、13日は朝からゼミ論・卒論の中間報告です。夏休み、遊びほうけてしまったかということもなく(まあ、個人差はありましたが…)、現時点での状況、ぶつかっている課題などを参加メンバで共有しました。質疑応答やアドバイスのやり取りなどで、お互いに刺激を受けた様子です。来週から後期の活動が始まりますが、研究の内容をブラッシュアップしていきましょう。