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「教員便り」カテゴリーアーカイブ
スマートフォンを持って金沢城に行こう
飯尾ゼミでは、8月の25、26日に、一泊二日でゼミ合宿を行いました。合宿先は石川県の金沢市、北陸新幹線に乗っての訪問です。
初日は株式会社DMM.comラボ様のオフィスを訪問、企業見学とともに、素敵な会議室をお借りして、ゼミメンバーがそれぞれ現在進めている研究の、中間発表会を行いました。発表会には若手社員の皆様も参加してくださり、活発な意見交換が行われました。
いつものようにゼミメンバーがお互いに質疑するだけでなく、DMM.comラボ社員の皆様からも厳しいツッコミや素晴らしいアドバイスなどが飛び交い、発表したメンバーには、たいへんよい刺激になったはず。それぞれ、研究をブラッシュアップしてより良い卒業論文(3年生はゼミ論文)に仕上げてほしいものです。
合宿の二日目はフィールドワーク、金沢市内の調査です。
金沢城公園で、「金沢城ARアプリ」という興味深いサービスを発見しました。案内板の片隅に、小さくQRコードが示されています。
ポケットからスマートフォンを取り出し、さっそくダウンロードしてみました。このアプリ、石川県の金沢城調査研究所が提供しているもののようです。金沢城に関する情報を提示してくれるツアーガイドのアプリケーションですが、GPSで取得した位置情報を利用したスタンプラリー機能が備えられています。さらには、公園内にいくつか存在するマーカーにスマートフォンをかざすと、詳細な情報を得ることができるという仕組みも組み込まれています。
右の写真では、訪問したポイントが緑色に変化しています。惜しむらくは、様々なポイントを回っても得られるのは情報だけということ。同じ県庁内の観光課あたりと協力して、民間企業が考えるような付加価値提供に発展すれば、もっと面白いサービスになるのではないでしょうか。
金沢市内の商業サービスと提携して、全部のポイントを制覇するとお土産がもらえるとか、魅力的なクーポン券が発行されるとか。そんなサービスに発展したら、金沢城の散策がもっと楽しくなるかもしれませんね。
OpenSym2015に参加しました
米国サンフランシスコで8月19日から21日まで開催されたOpenSym2015に参加しました。
私はポスターセッションで参加者と議論してきました。そのときの様子がレポートされています。写真もあるのでリンク先をぜひ参照してみてください。簡単な英語ですが、以下、飯尾による超訳です。
OpenSymは実験する才能と意気に溢れる学会です。今回は、Wiki Ed Foundation(ウィキ教育財団)との共同でウェルカムパーティを行いました。ウェルカムレセプションはまた、ポスター、デモを展示する主要な場所でもあります。この場所、プレシディオの一宅で、うまくいくかどうか興味津々でしたが、驚くべきほどうまくいきました。この家の(退屈な会議室とくらべて)よりくつろいだ雰囲気のなか人々はいっそう楽しくお喋りできました。Wiki Ed Foundationの皆さん、このようなパーティを実現できて、どうもありがとう!
ベトナム研修2015
今年も「グローバル・スタディーズ」の研修で、ベトナムはホーチミン市にやってきました。今回の日程は8/5〜8/8の4日間。NECベトナム様の全面的な協力を仰ぎ、ITの効果的な活用をテーマに、日本とベトナムの社会比較を行います。昨年度、日本からの参加者は5名だけでしたが、今年は9名が参加しました。たまたま社情の学生が3名参加していますが、その他、文学部他専攻だけでなく、法学部や経済学部からも参加しています(「グローバル・スタディーズ」は全学に向けて履修可能としている科目です)。
初日はNECの皆様より、ベトナムの概要、発展の状況、NECベトナムがここベトナムでどのような業務を行っているのかなどのレクチャーを受けます。その後、会場設営とコーヒーブレーク用のお菓子などをスーパーへ買い出しに。売られているフルーツの多彩さに驚く一方で、「日本とそう変わらないね」との声も。
このベトナム研修、本番は、2日目・3日目の2日間にわたる日越合同ワークショップです。今回は、12名の現地学生が参加してくれました。日本側9名、ベトナム側12名で、昨年よりはバランスのとれた構成となりました。
ひと通りの自己紹介に続き、初日は、日本側からプレゼンテーション、ベトナム側からプレゼンテーションが行われます。それぞれの社会でどのようにITが活用されているか、お互いに理解を深めます。今回はベトナム人学生からも、ユニークなプレゼンテーションが飛び出しました(本音を白状すると、あまりにユニークで時間が足りなくならなくなるか、ハラハラしながら見守っていました)。
プレゼンテーションのあとは、4つのグループに分かれてグループディスカッションを行います。課題は「ベトナムの社会を良くするためにNECが提案すべきプロジェクトの企画書を作成すべし」というもの。もちろん、NECのプロジェクトなので、ITを効果的に活用した企画です。
ワークショップの後半では、各グループでの熱心な議論とプレゼン資料の作成が進められました。研修3日目(ワークショップ2日目)の最後には、NEC社員の方々も交えて、成果発表のプレゼンテーションです。4つのグループによる素晴らしいアイデアが、発表されました。どのグループも、短時間でうまくまとめており発表も上手にできました。
この研修、最大の特長は、参加した日越の学生がとても仲良くなることです。2日間、みっちり議論するので仲良くならないはずがありません。最終日の今日は、現地学生がホーチミン市内の案内をしてくれることになっています。まさに「よく学びよく遊べ」を具体化したこの研修、2回めの今年も大成功となりそうです(帰国するまでが研修です)。
Rの謎を追え
米国に出張中、ラスベガス発ロサンゼルス行きの飛行機に乗っていたときの出来事です。右側の窓から地上を見下ろしていたら、奇妙なモノを見つけました。山肌に大きく描かれた「R」の文字です(写真1)。
大文字焼きをイメージしてください。あんな感じで、大きく目立つ「R」のひと文字が山中に描かれています。
帰国してからも、あの「R」が気になって仕方なく、落ち着きません。「Google Mapの航空写真で探してみよう」と思い立ったものの、なかなか見つからず、満たされない思いはつのるばかり。
そりゃそうですよね。いくら大きな「R」だとはいえ、航空写真で見つけるためには、かなり拡大しなければいけません。そのうえで、シラミつぶしに探索していかねばなりません。このような方法では、効率よくうまく探していかないと、どこを探しているやらわからなくなってしまいます。
「地図にマークでも描いてあればいいのに」なんてブツブツと呟きつつ… しかし、そんな都合のよいことはありません。それなりに丹念に探してみたものの、そう簡単には見つからず、諦めかけていたのですが…
オープンキャンパス2015で模擬授業します
来たる7月26日の日曜日、多摩キャンパスではオープンキャンパスが開催されます(オープンキャンパスは8月23日にも実施されます)。その中で、今年は社会情報学専攻の飯尾が「データと社会」と題して模擬授業を行います。高度情報化社会といわれる現在、社会とデータは不可分です。なかでも、「ビッグデータ」と呼ばれる概念や、データが社会を語ることについて、事例を取り混ぜながらやさしく説明します。社会情報学専攻で学べる講義の一端をお見せします。社会情報学に興味のある皆さん、日曜日、どうぞ多摩キャンパスへお越しください!
- 飯尾による模擬授業は、14:40〜15:40、8号館3Fの8304教室で実施されます
- オープンキャンパスのご案内(多摩キャンパス)はこちらをどうぞ
OSSオフィスソフト・フェスタ2015
7月17日、赤坂見附の住友電工東京支社3F会議室で開催された、OSSオフィスソフト・フェスタ2015に参加しました。「2014年度利用推進WG活動報告」の一部として我々の研究成果を紹介しただけでなく、パネルディスカッションにも登壇し、オフィスソフトの将来について議論しました。
参加者は30名程度と小ぢんまりした会議でしたが、パネルディスカッションでは登壇者だけでなくフロア参加者からも鋭い質問やコメントが飛び交い、白熱した議論が展開されました。予定していた1時間半のパネルディスカッション、時間を忘れて議論が盛り上がり、あっという間に終わってしまいました。今後、事務作業の生産性を上げるためのソフトウェアがどうなっていくのか、興味はつきません。
飯尾ゼミ特別講演会2015夏
飯尾ゼミ特別講演会、2015年前期は東京情報大学の河野(かわの)先生にご講演をお願いしました。本日の講演、演習を交えて、Webシステムを簡単に作ってしまおうというテーマでお話を伺いました。Ruby on Railsを活用して、あっという間にデータベースシステムができあがりました。私の担当している講義「ネットワーク技術」では、Sinatraフレームワークを使って簡単な掲示板システムを作ってみていますが、Ruby on Railsでも簡単に作ることができますね。
今回も、講演会のあとに多摩センターで懇親会を開催しました。懇親会は欠席したメンバーが多かったのが残念でしたが、懇親会では河野先生を囲んで、少人数で意義深いお話をすることができましたよ。
1,000 Speakers Conference in English のススメ
1,000 Speakers Conference in Englishというイベントが、毎月、品川の産業技術大学院大学で開催されています。ご存じですか?(追記。2015年8月の回から、渋谷の株式会社HDEで開催されるようになるとのことです)。
このイベント、”1000 Speakers Conference in English provides opportunities that participants make short presentation in English.(英語による発表の機会が少ない人向けに、英語での発表の機会を作ることを目的に開催します。)”という目的で、2013年の12月から定期的に開催されるようになりました。
タイトルの、「1,000 Speakers」とは、とにかく1,000人のメンバーが英語でスピーチすることを目標にしていることを表しています。2015年7月に開催された第19回の時点で、現在112名のメンバが名を連ねています(私は会員番号12番。第2回に発表したのを端緒に、都合がつく限り参加するようにしています)。
ところで、昨年から私は「グローバル・スタディーズ」という科目を担当しています(「国際化対応」を参照ください)。この科目の参加学生は、夏休み中にベトナムのホーチミンまで出向き、現地の学生と2日間みっちり、朝から夕方まで英語でディスカッションを行うワークショップに参加します。ワークショップは日本側からのプレゼンテーションで始まります。そこで、グローバル・スタディーズの参加学生には、英語によるプレゼンテーションの練習として、1,000 Speakers Conference in Englishへの参加をオススメしています。
今年も、2名の積極的な学生が、発表練習方々、同イベントでプレゼンテーションを行いました。グローバル人材になりたい諸君、英語でのコミュニケーション能力を身につけたい皆さん、ぜひ、本イベントに参加してみてはいかがですか?(イベント参加の申込は、こちら、Doorkeepserのページから可能です)
「うわさ」についてのインタビュー記事
下記二誌に、インタビュー記事が掲載されています。
【特集】みんな大好き? う・わ・さ
「うわさの正体」
【特集】噂の検証
「不確実な時代の『うわさ』と個人の関係を考える」