本日、7月5日、飯尾ゼミ夏期特別講演会が行われました。今回は、飯尾の古巣である三菱総研でシステムセキュリティ関連の事業に取り組まれている、澤部さん、松崎さんをお迎えして、サイバーセキュリティの最新動向に関するご講演を聴きました。本日のテーマは制御システムのセキュリティと、パブリック・クラウドのセキュリティです。
制御システムが複雑になり、かつ、ネットワークに接続されるようになったため、社会の重要なインフラストラクチャー(発電所や工場、交通、ビルなど)がサイバーセキュリティの脅威に晒されています。サイバーセキュリティとは何か、三菱総研がどのような取り組みを行っているかなどについて、具体的な事例を交えて、いろいろと恐ろしい(興味深い)話をお聴きすることができました。
また、講演の後半はクラウドサービスに関するセキュリティの話題をお伺いしました。個人としてクラウドサービスを利用するときにはあまり気にすることのない条件も、企業や官公庁が組織として利用する際には、いろいろと気にしなければならないことが多々あります。そのようなことをどう解決するのか、日々の生活ではまず聞くことができないような解説を、平易な説明で教えてもらいました。
今回の講演会は、内容もやや特殊な話題だったこともあり、いつもより、多少、高度な話題だったかもしれません。しかし、講演後の質疑応答では学生からも多数の質問が出され、活発な意見交換がなされました。話が具体的だっただけに、身近な話題としてとらえることができたのでしょう。