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ゼミ紹介

2024年度の社会情報学専攻の各ゼミ(社会情報学演習:3、4年次)の内容を紹介します。

目次:


情報コミュニケーションコース


辻ゼミ (辻 泉)

○テーマ:「ポピュラー文化とメディア」

ゼミ紹介写真1(ゼミ風景)
ゼミ紹介写真1(ゼミ風景)

 

  辻ゼミは、文化とメディアをこよなく愛する精鋭たちの集うゼミです。人一倍、何か好きなものがある、メディアについて関心がある、そういった学生たちが、日常生活で、身近に楽しんでいるもの、接しているものを、あえて振り返って研究対象にして掘り下げていく、そんなゼミです。ですから対象は、アイドルでもアニメでもゲームでも、あるいはスマホでもSNSでも、なんでも構いません。

 そして、ポピュラー文化とはとても楽しいものです。ですが、それを楽しんで終わらせてしまうのではなく、背景に存在する若者の自己やコミュニケーションの問題であったり、グローバル化といった社会変化と関連付けて理解することが重要でしょう。我々にとって身近で楽しい文化やメディアについて、それを大真面目な研究対象ととらえられる方々と一緒に、その実態を考えていきたいと思います。関心のある学生諸君をお待ちしています!

○活動予定内容:

ゼミ紹介写真2(ゼミ板書)
ゼミ紹介写真2(ゼミ板書)

  卒業課題研究・卒業論文に向けた各自のオリジナル研究報告と、文化社会学やメディア論に関する文献の購読を
行います。文献購読は、要約者とコメンテーターを分担し、いくつかの論点についてゼミでディスカッションしま
す。文献の例として、高野・飯田・加島編『現代文化への社会学』(北樹出版)、宮台監修、辻・岡部・伊藤編『オタク的想像力のリミット』(筑摩書房)、宮台・辻・岡井編『男らしさの快楽』(勁草書房)、馬場・池田編『「女子」の時代!』(青弓社)、土橋・南田・辻編『デジタルメディアの社会学』(北樹出版)などが挙げられます。これ以外に、2年生までに学習した社会調査の方法を復習する回も設け、オリジナル研究に役立ててもらっています。

 年度末にはゼミ論文集を刊行しており、それ以外にも、夏には合宿やBBQ、季節ごとにもコンパを行って親睦を深めています。また、3年生を中心とする個別進路面談も毎年の恒例です。

 ゼミ生たちの仲がいいのも特徴的で、卒業してからも時々ゼミに先輩たちが遊びに来てくれます。新聞社や出版社、テレビ制作といったメディア業界だけでなく、広告、不動産、銀行、流通、あるいは公務員といった様々な職場で活躍中の先輩たちは、いわゆるOBOG訪問の時だけでなく、これからの社会で活躍する学生諸君にとっても心強い存在といえるでしょう。年に2~3回、ゼミの時間を使って、これらの先輩方をお招きし「人生と就活と卒論を考える会」を実施しており、活発に議論が交わされる人気行事となっています。

○卒論・卒業課題研究:

 本ゼミでは卒業課題研究の分量について、2万字以上を原則とします。また卒業論文に果敢に挑む、ヤル気のある学生も歓迎します。

○卒業後の進路:

  本ゼミ卒業生の進路はさまざまです。
参考までに、このホームページの「進路・資格」の中の「卒業生から」コーナーに登場している、長島利恵さん、荒川美都さん、山口恭平さん、南波英理さんは本ゼミの卒業生です。また、「大学院」の中の「卒業生の声」コーナーに登場している、タイからの留学生パーワン・カーンソンジャイさんは、大学院博士前期課程(辻ゼミ)の修了生です。

ゼミ紹介写真3(2017年度追いコン)

 よかったら、そちらも読んでみてください。

○その他:

 ときどきゼミの様子を、ツイッター(ゼミ公式アカウント:@TsujiLab、個人アカウント:@izumi2z)でもつぶやいています。ハッシュタグ「#中大辻泉ゼミ」でも検索してみてください。


松田ゼミ (松田 美佐)

2019年 夏合宿

松田ゼミ2

アイデア出し中の三年生


○ゼミ内容:

 現代社会のありかたをメディアやコミュニケーションを軸として探ることを、本ゼミは目的としています。身近な人間関係や趣味・興味関心はもちろん、広く社会問題や社会の仕組みに関することなど、研究テーマは何でも構いません。自分が興味を持つことを、ゼミのメンバーと一緒に学問的に考えていきます。大学で身につけるべきは、自分で問いを見つけ、答えを出す力です。
メディアやコミュニケーションという身近な軸を使いながら現代社会を研究対象とすることで、その力を楽しく身につけましょう。

 そのために、ゼミでは研究手法や調査手法をもう一度復習し、メンバーで議論して研究テーマを掘り下げることで、卒業論文もしくは卒業課題研究を大学4年間の集大成として執筆する準備をします。

 2年間の大学生活を経て、研究テーマがなんとなく見えてきた人もそうでない人もいるかと思います。どちらにも対応しますが、後者だという人はゼミが始まるまでに集中的に探しましょう。アイデアは探さないと見つかりません!とはいえ、自分の日常生活の中で探すことができるのが、社会情報学のよいところです。

 なお、メディア関連の社会の変化にはそろそろついて行けなくなってきた教員に、いろんなことを教えてくれることも期待しています。教員ともゼミのほかのメンバーとも一緒に学び、教え合い、悩み、考えていきましょう。

 そのために、ゼミでは研究手法や調査手法をもう一度復習し、メンバーで議論して研究テーマを掘り下げることで、卒業論文もしくは卒業課題研究を大学4年間の集大成として執筆する準備をします。

 2年間の大学生活を経て、研究テーマがなんとなく見えてきた人もそうでない人もいるかと思います。どちらにも対応しますが、後者だという人はゼミが始まるまでに集中的に探しましょう。アイデアは探さないと見つかりません!とはいえ、自分の日常生活の中で探すことができるのが、社会情報学のよいところです。

 なお、メディア関連の社会の変化にはそろそろついて行けなくなってきた教員に、いろんなことを教えてくれることも期待しています。教員ともゼミのほかのメンバーとも一緒に学び、教え合い、悩み、考えていきましょう。

○活動予定:

 各人が研究テーマを発見したり、深化させたりするために、メディアやコミュニケーションと現代社会に関する文献講読をしつつ、調査研究のための方法論(アンケート、インタビュー、観察、ドキュメント分析など)を復習します。また、それぞれの論文執筆に向けた研究報告(4年は卒業論文・卒業課題研究、3年はゼミ論)を並行して行います。

 3.4年とも個人面談をゼミ時間外におこなうほか、ゼミコンパや夏合宿をおこなう予定です(状況次第ですが)。

 学年末には、3年生はゼミ論(10,000字以上)、4年生は卒業論文(卒業課題研究)の要約をゼミ論集としてまとめ刊行します。

○卒論・卒業課題研究:

 本ゼミでは卒業論文執筆を強く推奨します。卒業論文を執筆しない学生の卒業課題研究は20,000字以上を原則とします。

その他:

『宣伝会議』2020年4月号 の「メディア研究室訪問」 で紹介されました。

 二年間のゼミを通じての目標は、いま、そしてこれからの社会を考えるための学問的な考え方や知識を身につけることであり、ゼミ論や卒業研究論文、卒業論文の執筆を通じて、卒業後も自分なりに「社会をとらえる」ことができるようになることです。そして、楽しい仲間と出会うこと、かな?


細貝ゼミ (細貝 亮)

 本ゼミは、広い意味での「データサイエンス」をキーワードとし、社会現象や人間行動を実証的に記述・説明・予測する方法を学び、それをもとに自らの問題関心にしたがって論文を執筆することを目的とします。研究テーマは、メディア、コミュニケーション、社会意識などを想定しています。分析手法はアンケート、内容分析(計量テキスト分析)、実験、インタビューなど想定しています。データの特性を理解し、適切な手法を用いて社会現象を分析、表現する力を養います。参考までにゼミ担当者(細貝)の専門は政治コミュニケーション、メディア論、社会調査法です。

 授業は、①文献輪読、②グループワークによるデータ分析とプレゼン、③個人研究の発表、を組み合わせて実施します。2023年度前期は「基礎からわかる論文の書き方」(小熊英二著)を輪読しました。ゼミ生の興味によって内容や進行は変わってきます。分析手法は適宜サポートしますが、数量データを扱うのであれば、クロス表、相関、回帰、仮説検定を習得しているとスムーズです。「データサイエンス演習(初級・中級)」を受講済みかあるいはゼミと並行して受講することを強くお勧めします。

 ゼミは教員からのアドバイス以上に、ゼミ生同士から得られる知的刺激が重要です。ゼミ生が互いに学び合いながら研究を進められることがゼミの最大の意義であることを理解し、意欲的に授業にのぞむ学生を歓迎します。


安野ゼミ (安野 智子)

○テーマ:「社会調査で人間の行動を探る」

安野ゼミ2014

安野ゼミ2014

 このゼミでは、人間の判断や行動を、「データに基づいて」実証的に解き明かしていくことを目標としています。

 担当教員の専門分野は、世論・世論調査・社会心理学ですが、研究テーマは個人の自由です。過去の卒論のテーマは、友人関係、消費者行動、趣味(音楽、ゲームなど)、スポーツ(スポーツファン、箱根駅伝)、SNS、就活、結婚、食生活など、多岐にわたります。

 たとえば、ソーシャルメディアにはまる人とそれほどでもない人はどう違うのでしょうか?それはなぜでしょうか?ソーシャルメディアで孤独感は和らぐのでしょうか?それとも他人と比較して落ち込んでしまうのでしょうか?こうした疑問を、実際に調査を行い、データ分析の結果をもとに考えていきます。

 テーマによっては、(公開されているデータの)二次分析、簡単な実験、インタビューによる卒論も推奨しています。

 調査票を設計し、たくさんの人の意見を聞けるのは楽しいことです。統計分析は、最初は少し大変かもしれませんが、根気強く取り組めば、とても強力な道具にもなります。社会調査や質問紙の設計、統計分析などのスキルを身に着ければ、マーケティングやマスコミ・公共の調査などを始め、社会でもさまざまな場面で活用できます。(ただし慣れるまで、少々忍耐と努力は必要です。)いわゆるアンケート調査をしなくても、購買データや人口統計など、データ分析の対象は幅広いのも魅力です。それ以上に、自分の疑問がデータで解き明かされたと
きのうれしさは格別です。ぜひ一緒に味わいましょう!

○活動予定内容:

 2024年度の授業は次の3つの方針で進めます。

(1)前期は社会心理学に関する文献を購読し、ディスカッションを行います。2023年度はチャルディーニ著『影響力の武器 第3版』(誠信書房)を読みました。あわせて、個別指導とグループディスカッションを併用し、各自のテーマに基づいて論文・レポートの執筆を進めます。

(2)後期は、3年生・4年生ともに、研究テーマが近い人同士でグループを作り、調査などのデータを集め、分析を行って論文を完成させます。

 統計分析の基礎、ソフトウェアの使い方、分析結果の読み取りなどは、授業や補習などでサポートしていきますので、得意でなくてもまったく問題はありませんが、「データサイエンス演習(初級・中級)」の授業を履修しておくとスムーズです。また、関心がある方は、全学の「AI・データサイエンス」関連授業もぜひ受講してください。

 例年、夏休みにはゼミ合宿を実施し、親睦を深めていましたが、2020年度以降、コロナ禍で実施できておりません。今後はぜひ復活させたいです。

○卒論・卒業課題研究:

 本ゼミでは、卒業論文は2万字以上、卒業課題研究は1万字以上の分量を条件とします。卒業論文は必修ではありませんが、執筆を強く推奨します。年度末には毎年、ゼミ論集(CD-ROM)を刊行しています。


浅岡ゼミ (浅岡 隆裕)

○ゼミの概要:

 本ゼミでは,“若者のライフスタイルを科学する”を基本軸に,その消費・ライフスタイル・コミュニケーション&情報行動といった諸領域での現象を取り上げ,相互の絡まりや現代的な特質について考察していきます。目標は現代社会分析の技法の習得にあります。分析の道具としての既存の社会調査(インタビュー,アンケート,観察、内容分析)に加え,近年広がりつつあるテキスト型データの解析(例:ソーシャルメディアのテキストマイニング)なども取り入れ,実証的な研究を進めていきます。担当教員は,本学を卒業,大学院を経て広告会社でのキャリア(企業のコミュニケーション戦略立案とマーケティングリサーチ業務)を積み,現在,大学での教育研究と合わせて,複数地域での魅力発信とシティプロモーションの政策立案にも携わっています。そうした現場経験を活かしゼミを展開し,受講者には実践的なスキルを身に着けてもらいます。卒業後の進路(職種)としては企業・自治体向けで,特に広告・PR,マーケティング,企画職といった専門職などが想定されます。

 前期に文献・資料を講読する中で“研究する”ことのイメージを共有し,後期には全員で相談してのゼミ共通テーマに対するグループ研究と個人の興味関心に基づいた研究を並走させて,それぞれのテーマについて総合的に解き明かしていきます。ここ数年の共通テーマは「令和元年の若者たち」(2019)「個人化と多様化の時代」(2020),「デジタルネイティブ世代の行動と現実感覚」(2021),「若者(Z世代)のアイデンティティ」(2022年)でした。22年を例にとれば,個人のプレゼンによりグループ分けした①コミュニケーション・ネット上でのつながり,②広告・CM・消費行動,③動画利用・サブスク,④レトロ・エモい文化,それぞれの探求から展開してきました。23年度は現在(9月),検討を進めているところです。

 過去,ゼミ受講者が執筆・編集した研究成果報告書(=ゼミ論文集)創刊~16号は,社会情報学研究室(3号館4階)で閲覧可能です。画像もふんだんに取り入れたゼミ1年間の記録も掲載されておりますので,受講希望者はぜひご覧ください。4年生には卒業論文,卒業課題研究に取り組んでいただきます。

○ゼミの特色:

 本学を卒業し,広告会社でのキャリア(クライアント企業のコミュニケーション戦略立案とマーケティングリサーチ業務)を持ち、現在、複数地域での魅力発信プロジェクトに携わっている教員が2 年間指導します。ゼミ受講者が執筆・編集した研究成果報告書(=ゼミ論文集)創刊~15 号は,社会情報学研究室(3 号館 4 階),社会学研究室(9 階)で閲覧可能です。画像もふんだんに取り入れたゼミ1 年間の記録も掲載されておりますので,受講希望者はぜひご覧ください。

○卒論・卒業課題研究:

 4 年生には卒業論文,あるいは卒業課題研究に取り組んでいただきます。


塚田ゼミ (塚田 修一)

○テーマ 都市・文化・メディア

 本ゼミでは主に担当教員の専門である①都市空間と文化、②文化とメディア・コミュニケーションがカバーする(あるいは重なる)領域を扱います。2021年度は、「渋谷」のフィールド調査を行い、2022年度はYouTuberやVTuberなど「(広義の)配信文化」を考察しました。

 身の回りの様々な現象を真剣に面白がれる学生、またフィールドワークに積極的に取り組む意欲のある学生を歓迎いたします。

 なお、担当教員の専門分野については、『国道16号線スタディーズ』(青弓社)や『アイドル論の教科書』(青弓社)などを読んでみてください。

○活動予定内容:

 ゼミ生の興味関心に合わせて、①各自の研究テーマに関連する文献購読およびメディアテクスト(映画やテレビドラマなど)の分析実践と、②フィールドワークの二本を柱に、①と②を往復しながら活動していきます。

 そのうえで、4年生は卒業論文・卒業課題研究の執筆を、3年生は合同ゼミでの発表およびゼミ論文の執筆を進めてもらいます。学年末には、ゼミ論集を刊行します。

 夏休みには他のゼミ(松田ゼミ、社会学専攻小泉ゼミ)や他大学(駒沢女子大学・日本女子大学・慶應義塾大学・相模女子大学)との合同ゼミを実施し、グループワークを行います。また希望があれば、4年生向けに卒論・卒業論文構想を検討する企画も行います。折に触れ、フィールドワークやフィールドトリップを企画します。

 

○卒論・卒業課題研究:

 本ゼミでは、卒業論文・卒業研究論文とも20000字以上を原則とします。卒業論文は必修ではありませんが、執筆を強く推奨します。執筆に際しては、担当教員が最大限にサポートします。

 


図書館情報学コース


小山ゼミ (小山 憲司)

○テーマ:「図書館を科学する」

 このゼミでは、情報社会における図書館を主な研究対象として、多様な観点から図書館を「科学」します。図書館と一口に言っても、幅広いです。私の研究関心は大学図書館で、最近は大学図書館の利用者である研究者の利用動向を研究しています。が、みなさんには、みなさん自身の興味関心があるはずです。新型コロナウイルスと図書館の対応という事例をとってみても、換気など図書館環境の整備、紙の書籍のデリバリー、電子書籍の提供、休館の是非など、さまざまな論点があります。そうした論点を整理し深めていくことで、あらたな研究のシーズ(種)が見えてきます。また、ゼミメンバーとのディスカッションは、さらにあらたな視点と知見をもたらしてくれるに違いありません。このゼミをそうした活発な議論、活動の場に、みなさん自身で育ててもらえたらと思います。

○活動内容・進めかた:

 前期は、4年生は卒論のテーマ決定および発表を、3年生はグループワークを通じて、研究の方法を学ぶとともに、ゼミ論のテーマを検討します。夏休みのゼミ合宿では、各自が研究テーマについて報告し、ディスカッションします。後期は、卒論・ゼミ論の報告を中心に進めます。このほか、希望に応じて、図書館見学など学外での活動も考えています。

卒論・ゼミ論など:

 卒論は必修ではありませんが、本ゼミを選んだ4年生にはぜひ卒論に取り組んでもらいたいと思います。また、3年生はゼミ論を執筆し、ゼミ論文集としてまとめます。いずれも個別に面談し、相談しながら進めていきます。


常川ゼミ (常川 真央)

テーマ:「データと社会課題を図書館情報学でつなげる」

 本ゼミでは図書館情報学の知見を学びながら、皆さんが関心のある社会課題に対してオープンデータをどう活用できるのかを模索し、そのための解決策を提案することを目指します。図書館情報学は学術情報資源のひとつとしてデータをいかに組織化し、人々に提供していくかを探究していきました。皆さんが日頃抱いている悩みや違和感をゼミでのディスカッションを通じて社会課題として整理しつつ、図書館情報学を学ぶことで自分を取り巻く社会問題の解決にデータを活かす仕組みづくりを習得します。

活動内容・進めかた:

・3年生:前期では、各自の関心に関連する論文の読解と発表を通じて研究テーマを決めていきます。後期の期末では、研究テーマに基づいてゼミ論文の執筆と発表を行います。4 年生は安形ゼミの流れを引き継いで卒業論文執筆を目指します。

・4年生: 3年生の発表や議論にも参画しつつ、各自が研究を進め、卒業論文を執筆します。

卒論・ゼミ論など:

 卒業論文は必修ではありませんが、執筆を推奨します。


桑田ゼミ (桑田 てるみ)

・テーマ:「アクティブ・ラーニングで考える最先端の図書館」

 急速に変化する社会に求められる最先端の図書館について考察したいと考えています。常に新しい情報を得るだけでなく、自分で行動し考えるアクティブな学びを行います。私自身は、新しい社会に対応して変化し始めた最先端の学校図書館について研究していますが、ゼミでは、皆さんの興味関心を大切に育てます。学校図書館はもちろんのこと、公共図書館、大学図書館など館種を問わず、様々な角度や論点から、最先端の図書館活動に関する考察を広げたいと考えています。

・ゼミの進め方

 前期は全員がアクティブに取り組むテーマを設定します。2023年度は、私立中高の図書館とのコラボによる図書館イベントプロジェクトを行っています。イベント企画の立案、企画の実行を行い、その経緯と結果を10月の図書館総合展で発表する予定です。2024年度も「最先端の図書館」をキーワードにしつつ、具体的には受講者と相談しながらテーマを決めます。なお、プロジェクト活動を行うにあたり、夏休み中にもゼミの活動があります。また、別途ゼミ合宿で研究と交流を深めていく予定です。卒業論文・卒業課題研究に関する個人研究テーマについては、全員が取り組むテーマと並行して、調査研究を行ったりディスカッションしたりして深めていきます。後期には論文の執筆を本格化させる予定です。

・ゼミ論、卒論の執筆

 4年生は卒業論文・卒業課題研究に取り組みます。3年生は4年次の論文で取り組むテーマに関する研究ノートの執筆に取り組みます。執筆は、ゼミのメンバーとのディスカッションや個別相談をしながら進めていくことになります。